IT導入補助金2019
IT導入補助金の概要
IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等は、自社の課題やニーズに合ったITツール(ソフトウェア、サービス等)を導入する経費の一部を補助することで、業務効率化・売上アップをサポートすることが目的です。
IT導入支援事業者
中小企業・小規模事業者等の生産性向上のために、ITツール(ソフトウェア・サービス等)の提案・導入及びこれに要する各種申請等の手続きを代理で行う者として、事務局に採択された者を「IT導入支援事業者」といいます。
IT導入支援事業者は、ITツールの導入を検討する事業者からの問合せに対応する等、IT導入補助金事業の周知活動に取り組みます。
IT導入支援事業者になるためには、事前に登録が必要です。
IT導入支援事業者 登録期間
新規登録期間…これまでにIT導入支援事業者として登録がない事業者
- 募集期間(予定):2019年4月15日(月)~ 終了時期は別途
- 登録申請方法:事務局HPにてIT事業者ポータルのアカウントを取得、登録情報の入力
移行登録…昨年度の事業で、IT導入支援事業者として採択されていた事業者が対象
- 募集期間(予定):2019年4月15日(月)~ 5月末日
- 登録申請方法:既存のIT事業者ポータルから、アカウントの更新と登録情報の移行を行う
IT導入支援事業者の登録形態
- 法人(単独)
- コンソーシアム(構成員の登録が必要)
補助対象となるITツールの概要
〇平成30年補正(2019年実施)IT導入補助金で補助対象となるITツールは、システム化が不十分な業務分野に導入されるソフトウェアと、関連するオプション、役務からなり、補助事業者の生産性向上に資するものです。これらは「ソフトウェア」、「オプション」、「役務」の3つに区分されます。
〇IT導入補助金で言う、「ソフトウェア」とは、オンプレミス版、クラウド版のパッケージソフトウェアとし、「業務パッケージ」「効率化パッケージ」「汎用パッケージ」の3種類からなります。
パッケージ種類 | 内 容 |
業 務 | ・一般顧客向けに、対象となる「業種」「業務範囲」「業務機能」等、仕様を明確に定義して開発された製品。 ・業務パッケージは、以下の8つの業務プロセスに対応し、特定の業務機能をシステム化するソフトウェアとして、補助金の主体となります。 【業務プロセス】 P-01 顧客対応・販売支援 P-02 決済・債権債務・資金回収管理 P-03 調達・供給・在庫・物流 P-04 人材配置 P-05 業務固有プロセス(実行系) P-06 業務固有プロセス(支援系) P-07 会計・財務・資産・経営 P-08 総務・人事・給与。労務 |
効率化 | ・特定の業種や業務に使用が限定されず、複数システムの高度な連携・自動化を制御する製品や、解析・分析の機能を持つ製品等、独立したパッケージ。 (作業工程分析等) |
汎 用 | ・特定の業種や業務に使用が限定されず、広い業務に適用できる独立したパッケージ。 (グループウェア、文書管理等) |
〇 ソフトウェアは、各業種における全業務共通で、「業務プロセス」及び「効率化プロセス」「汎用プロセス」(10要素に大別)のいずれかに対応することになります。
プリセス項目 | 要 素 |
業 務 | P-01 顧客対応・販売支援 P-02 決済・債権債務・資金回収管理 P-03 調達・供給・在庫・物流 P-04 人材配置 P-05 業務固有プロセス(実行系) P-06 業務固有プロセス(支援系) P-07 会計・財務・資産・経営 P-08 総務・人事・給与・労務 |
効 率 | 効P-09 自動化・分析 |
汎 用 | 汎P-10 汎用 |
〇 補助金の申請額に対して、A類型・B類型の2種類があります。
□A類型… 1つ以上の業務プロセスが選択され、合計3プロセス以上が含まれる。
□B類型… 3つ以上の業務プロセスが選択され、合計5プロセス以上が含まれる。
項目/類型 | A類型 | B類型 |
公募期間 | 2019年5月27日(月)~ 2019年6月12日(水) | 2019年5月27日(月)~ 2019年6月28日(金) |
採択予定日 | 2019年6月26日(水) | 2019年7月16日(火) |
補助額 (購入金額の1/2) | 上限:150万円 下限:40万円 | 上限:450万円 下限:150万円 |
- 補助対象者…中小企業・小規模事業者等(飲食、宿泊、卸・小売、運輸、医療、介護、保育等のサービス業の他、製造業や建設業等も対象)
- 補助対象経費…ソフトウェア費、導入関連費